今回は実際に私が新卒で入社した給食受託会社でのことについてご紹介します!
春から栄養士として働く予定の人や、学生さんでこれから就活が始まるという方の参考になればと思います🙆♂️
入社までのスケジュール
ぱちが新卒で就職した会社では内々定をもらってから入社日までに懇親会や顔合わせなどが数回ありました。
6月 内々定
8月 内定者懇親会
10月 内定式
1月 配属先発表・同エリア顔合わせ
内々定は、人事の人から電話で通知が来ました。その後、メールで正式に文章が届きそれとともに内定者のみがログインできるサイトのアカウント情報などが送られてきて、内定者懇親会や、内定式などの日程連絡や出欠はそこのサイトで行われ、かしこまったメールを打つ手間が省けてすごく楽でした。笑
配属された病院について
ぱちが配属された病院では朝昼夜の3食、検査の関係で食事の時間が前後してしまう人に軽食を提供していました。
提供していた食数
朝:患者 30〜40食 職員 1、2食
昼:患者 30〜40食 職員 20〜25食
夜:患者 30〜40食 職員 6食
軽食:1、2食程度
1日トータルで150食ほどでした。
かなり小規模な病院でベッドが満床でも経管の患者さんがいるので多くても42.3食がMAXでした。少ない時で各食事が18食の日もあり、かなり暇になるのでパートさんと合間にお菓子タイムをするときもたまーにありました。
1日の中でも食数の変動がかなり朝から夜までで+5〜6食になったり逆にマイナスになったり臨機応変な対応が必要になります。
従業員は正社員ぱちとマネージャーの2人、契約社員1人、パートさん3〜4人の体制で年齢層幅広く、ぱちからしたらおじいちゃんおばあちゃん世代の方もいてかなり可愛がってもらいました。
仕事内容
配属された直後の仕事の内容主に3つ
- 調理
- 盛り付け
- 食器の洗浄
まずは厨房内の衛生ルールや調理の仕方、1日の流れを覚えて動けるようになるというのがこの後に出てくるほかの仕事でも大事になってくるので厨房内での基本を覚えるというのが入社~半年くらいのメインの仕事でした。
調理
患者さん、職員さんに提供する朝・昼・夜ごはんの調理を行っていました。
ぱちが配属された病院では調味料の量は献立上では決まっていましたが、実際はその分量通りではなくおいしさ重視だったので自分で味見をしながら作っていました🍳
煮物の味付けはこのくらいの鍋なら砂糖はこれくらい(スプーン大盛)で
しょうゆはレードル1杯分かなーあとは好みでいいよ~!
和え物の時は~、これくらいの食材の量だったらしょうゆはこれくらい(ドバドバ)
あとは味見してちょっと足してね~
わかりました!φ(.. ) メモメモ
(病院なのにこんなにゆるゆるなんだ)
病院なのにかなり緩くて最初はびっくりでしたが、ほかの同期の話を聞いているとかなり厳しいところもあったようでこの緩さがいいよな~と思いました。(笑)
また、味付けは人によって少し違ってくるのでご意見番のパートのおばあちゃんに初めて煮物の味を誉められたときはかなりうれしかったです( ˆoˆ )
濃い目に味付けするとほめてもらえることが分かったので慣れてからは濃い目の味付けでおばあちゃん好みに仕上げていました(笑)
最初のことは同じ材料がいろんなところに使われているときに
汁用の人参を和え物に入れてしまったり、調味料入れるのが早くて具材が固めの煮物が出来上がってしまったり調理で一番多くミスをしていた気がします。
時間に追われた状態で焦って調理をするとミスしやすいのでこれから就職する人は要注意です⚠(笑)
盛り付け
ただただ並んだ大量の皿に完成した料理を盛り付けていく作業。
メニューによっては
大葉敷く→ハンバーグ置く→大根おろし乗せる→ポン酢かける→付け合わせ盛る
1皿なのに5回盛り付けをするものもあってかなり時間がかかる日もありました。
前日にメニュー見て自分が担当の時にめんどくさいメニューだと前日からかなり憂鬱でした。。。
高齢の患者さんが多かったため食事形態も4種類ありました。
- 常食
- 一口大
- きざみ
- ペースト
の4種類あり、こんなの食べるの?!って思うくらい汚いみためになる料理もありました。
刻み食とかもうほぼゲロじゃんって思ってました(笑)
見た目はかなり衝撃的です。
盛り付けで難しかったのは1人当たりの量を調整しながら盛ることでした。
多すぎても少なすぎても余ったり足りなくなったりしてしまうのでぴったり漏れたときはピタリ賞でちょっとうれしかったです!(笑)
慣れてくるとほぼ大きなずれなく盛り付けできようになってくるので成長を感じることができました。
食器の洗浄
患者さんが使った食器を延々と洗う仕事です。
しかも配属された病院には食洗器がなかったのですべて手洗い!
ずっとかがんだ状態で行うので腰との闘い。
遅番の日の最後は1人での洗浄になるので、こっそりイヤホンつけて音楽聞きながらノリノリで洗い物をするとかなりはかどるのでお勧めです。(笑)
入社半年以降の仕事
入社から半年くらい経つと厨房内の仕事にも慣れてきたので新しく発注の業務を任されました。
発注業務
最初は間違えてもあまり支障のない消耗品の発注から始めました。
消耗品というとゴミ袋やニトリル・エンボスなどの手袋、ラップなどを発注してました。
会社の業績悪化で発注内容のチェックをかなり厳しくされていたので、当時のマネージャーと一緒に在庫の数を誤魔化していつも通り頼めるように努力してました。笑
入社2年目の春から食材の発注もさせてもらえるようになり、仕事の幅がかなり広がりました。
発注で大変だったのは、
在庫の管理
納品日、納品時間の把握
でした。
食数に応じて使う食材の量も変わってくるので在庫を抱えてしまうこともあったし、
逆に患者さんが増えてしまって在庫をつかっても食材が足りないということもありました。
足りない時はパートのおじいちゃんが車で買いに行ってくれたのでめちゃくちゃ助かりました。
どれくらいの在庫が残っているのか把握するためとほかの調理をする人にわかってもらうために、かなりアナログですが紙に○月○日使用予定と書いて貼って在庫を管理していました。
ぱち的にはこれが1番しっくりきたやり方でした。
納品日、時間の把握に関しては何度もミスりました。
お昼ご飯にゼリー出したいのに納品が間に合わず買いに行くとか、逆に早く届き過ぎて在庫になって邪魔になるとか….。
難しかったけど、パートさんの仕事から栄養士の仕事にランクアップした感がすごく嬉しかったです。
まとめ
入社してすぐは基本的に厨房に入り浸ることがほとんどです。
これってパートさんと同じじゃん。
って思う仕事内容ばかりで自分hめちゃくちゃ嫌でした。でも、それが栄養士の仕事の基盤になりこれをしっかりやらなきゃ次の仕事はできないので、配属されたらまずはコツコツ厨房業務を覚えていきましょう✊
詳しい仕事内容、1日の流れはこちらで紹介しています↓
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